オリンピックの由来とは?古代オリンピックの歴史まとめ

オリンピックの由来とは?古代オリンピックの歴史まとめ

古代オリンピックは、古代ギリシアのエーリス地方にあるオリュンピアで、4年に1回行われた競技会です。

当時としては最大級の競技会かつ祭典でした。ギリシア語では、オリュンピア大祭オリュンピア祭典競技とも呼ばれました。

そんな古代オリンピックについての由来や歴史を簡単にまとめてみました。現代のオリンピックとはどれだけ違ったのか?それでは、一緒に見て行きましょう!

古代オリンピックの由来

オリュンピアにはゼウスの神殿がありました。ゼウスとは、ギリシャ神話に登場する最高神です。

古代オリンピックには、このようにギリシャ神話の神々が深く関係しています。そんなゼウスについてさらに詳しく知りたい方は、

こちらの記事をお読み下さい。

また、古代オリンピックの由来の最有力説を書いた記事もあります。気になる方は、

こちらも併せてお読み下さい。

ギリシア神話に残る祭りの起源にはいくつか説があります。

3つの説の内どれが古代オリンピックの本当の起源かは明確ではありませんが、それぞれの説をここからご紹介して行きたいと思います。

アキレウスが親友のために

ホメーロスによれば、トロイア戦争で亡くなったギリシャ神話に登場するパトロクロスの死を嘆き悲しむため、親友アキレウスが競技会を行ったとされています。これが、古代オリンピックの由来であるとする説があります。

ちなみに、吟遊詩人であったホメーロスは、ギリシャ神話を元にした有名な詩作品を残しています。その作品が気になる方は、

これらの記事を参考にしてみて下さい。

ヘラクレスの勝利のために

別の説によれば、ヘラクレスの「十二の功業」のうち6番目の課題で登場したアウゲイアース王を攻めたヘラクレスが、勝利後にゼウス神殿を建てて4年に1度の競技会を行ったとも言われています。

そんなギリシャ神話に登場する、神の血を受け継ぐ人間の英雄ヘラクレスをさらに詳しく知りたい方は、

ヘラクレスは実在した?英雄が行った12の功業の内容とは?

こちらの記事をお読み下さい。

ペロプスの成就のために

さらに別の説によれば、ギリシャ神話に登場する英雄ペロプスがゼウス神殿を建てて競技会を開いた説です。これには、こんな話があります。

エーリス王であったオイノマオスは、

ゼウス画像

お前の娘ヒッポダメイアと結婚した者に者に、お前は殺されるだろう

という神託があったために、娘の求婚者を彼は殺害しました。

山田花子画像

娘に恋をしていたため殺した、という説もあります。

いずれにせよ、オイノマオスは求婚者たちに

王様画像

ヒッポダメイアを戦車に乗せて逃げることができれば結婚を許すが、もし途中で追いつかれたら殺す

という条件を出しました。

しかしオイノマオスは、戦いの神アレースから与えられた馬と武具を持っていたので、求婚者たちを先に走らせても追いつくことができ、彼らを次々に殺して行きました。

その後に、英雄ペロプスが娘ヒッポダメイアに求婚した時、

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まぁ、なんて素敵な人…

とヒッポダメイアはペロプスに恋をして、馬車の運転手に

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彼の味方をして、お願い!

と頼みました。その結果、父であるオイノマオスは諸説ありますがペロプスによって殺されてしまうのです。また、この馬車の運転手もまたペロプスによって殺されます。

その後、ペロプスが

ショートヘア男画像

願いを叶えてくれてありがとう、ゼウス様!

と感謝のために建てたのが、このゼウス神殿で、そこで競技会を開いたとされています。

その他のギリシア競技祭典

オリュンピアで行われる古代オリンピック(オリュンピア大祭)は、古代ギリシアにおける4大競技大祭の内の1つでした。これらの競技大会をまとめてみると、

大祭名 開催地 開催年 祭神
オリュンピア大祭 オリュンピア 4年に1度 ゼウス
ネメアー大祭 ネメアー 2年に1度 ゼウス
イストモス大祭 イストモス(現イストミア) 2年に1度 ポセイドン
ピューティア大祭 デルポイ 4年に1度 アポロン

このようになります。これら4つの競技大祭のうち、大神であるゼウスに捧げられるオリュンピア大祭が最も盛大に行われました。

古代オリンピックの歴史

古代オリンピックは、紀元前9世紀から紀元後4世紀にかけて行われ、最も盛り上がっていた時にはギリシア各地から選手が参加し、合計3ヶ月ほどの休戦期間がありました。

山田花子画像

なお、オリンピックは体育だけでなく、詩の競演も行われていたそうです!

古代オリンピックには、ギリシア人の血筋を持つ者しか参加出来ず、罪を犯した者は参加出来ませんでした。

また、ゼウスが男神であることから、オリンピックに女性は参加できませんでした。

山田花子画像

おそらく、競技者が裸だったことが関係していたとも考えられています!

ただし、戦車競争では馬の運転手ではなく持ち主が表彰されたので、女性が表彰された例はわずかにあります。

女子競技「ヘーライア」

女性の競技に関しては、女子競技の部である「ヘーライア」という祭りが行われていた時代もあります。

このお祭りはゼウスの妃ヘーラーに捧げる祭りで、古代オリンピックと重ならない年に行われていた女子のみの祭典です。

そんなゼウスの妻ヘーラーに関する記事もあります。浮気ばかりするゼウスにいつも嫉妬してしまう彼女について、さらに詳しく知りたい方は、

こちらの記事をお読み下さい。

競技は短距離走のみで、右胸をはだけた衣服を着て行われていたとされ、現在の夏季五輪のメダルに浮き彫りにされた勝利の女神はこれを着用しています。

優勝した競技者には、オリーブの冠犠牲獣の肉が分け与えられ、神域に自身の像を残す事が許されていました。しかし、実際には肖像を壁画に残すことが多かったようです。

古代オリンピックについての記事は他にもまだあります!

さらに詳しく知りたい方は、

これらの記事も併せてお読み下さいませ。


参考:古代オリンピックオイノマオス