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イスラム教の『ウドゥー』と『グスル』のやり方を簡単に解説

イスラム教のウドゥー画像

ムスリム(イスラム教徒)と言えば、1日5回のお祈りのイメージがありませんか?

匿名画像

何でそんなにお祈りするの?

と思った方は、

サラートとは?イスラムの礼拝を行う意味や手順をざっと解説

こちらの記事を先にお読み下さい。

そんなムスリムがサラート(礼拝)をする前に、まずは身体を清めなければなりません。

その清めには「ウドゥー」と「グスル」という2種類の方法があります。

「ウドゥー」とは?

ウドゥーとは「清め」のことを意味します。

サラート(礼拝)をする前には、自分の身体を清めなくてはなりません。

預言者ムハンマドは こう言いました。

ムハンマド画像

清潔さは信仰の半分である

イスラムの中での「汚れ」という意味は、単純に汚いというだけでなく目には見えない2種類の身体の汚れがあります。

これらの汚れを、サラート(礼拝)の前にウドゥーによって清めなくてはなりません。

「大きな汚れ」の定義

まずは、大きな汚れをまとめてみると、

  • 精液がもれた場合
  • 性交した場合
  • 生理があった場合
  • 女性が子供を産んだ後

というこれらのことがあった場合に、大きな汚れの状態となります。

大きな汚れがある状態だと、以下のことが出来ません。

  • サラート(礼拝)を行う
  • 聖典クルアーンに触れる
  • マスジド(礼拝堂)の中に入る

この場合には、ウドゥーの清めだけでは不十分でグスル(全身沐浴)を行なわなければなりません。

「小さな汚れ」の定義

もう一つは小さな汚れで、それらをまとめてみると、

  • 小便をした場合
  • 大便をした場合
  • おならをした場合
  • 吐いた場合
  • 出血した場合
  • 膿が出た場合
  • 眠った場合
  • 失神した場合

となりこれらの場合には、サラート(礼拝)を行ったりクルアーンに触れることは出来ません。

さらに、これらの小さな汚れの状態になってしまった場合には、1回ウドゥーをしても無効となってしまいます。

なので、もう一度ウドゥーをやり直さなければなりません。

こういった汚れの状態がなければ、1回のウドゥーで引き続きサラートを行うことが可能です。

ちなみに、くしゃみやあくび、しゃっくりやげっぷではウドゥーは無効になりません。

勘違いする方も多いので注意しましょう。

ウドゥーのやり方

さて、ウドゥーのやり方です。

まず、心の中でアッラー(神)に対して

ヒジャブ女子画像

ウドゥーを行ないます

という意志を表します。

それから、口の中でそっと

ヒジャブ女子画像

ビスミッラーヒ・ラフマーニ・ラヒーム (慈悲あまねく、慈悲深きアッラーの名において)

と言って以下の手順でウドゥーを行います。

  1. きれいな水で右手を手首まで3回洗い、左手も同様に洗う。指輪をしている場合、指輪を着けたまま回して、指輪の下の皮膚が濡れるようにする。
  2. 右手で水をすくい、口を3回ゆすぐ。「ミスワーク」と呼ばれる木の歯ブラシで、歯をよく磨く。 ミスワークがなければ、右手の人差し指で歯をこする。
  3. 右手で水をすくい、鼻を3回ゆすぐ
  4. 両手で水をすくい、顔を3回洗う。額の生え際から顎の先までと左右の耳のつけ根までの範囲にきちんと水がかかるように洗う。髭のある人は髭の中まで洗う。
  5. 右手を肘まで3回洗い、左手も同様にして洗う
  6. 両手を水で濡らし、その濡れた手の平で前から後ろに向かって頭をなでる
  7.  人差し指で耳の中を、親指で耳のうしろをなでる。最後に、左右の手の甲で首の後ろをなでる。
  8. 右足をくるぶしまで3回洗い、左足も同様にして洗う

これでウドゥーは終わりです。

言葉だけでは分かりにくいところもあったかと思うので、

こちらの動画を参考にしつつ、この説明と共にウドゥーのやり方を学んでみて下さい。

「グスル」とは?

ウドゥーについて説明した時に、グスルのことにも少し触れましたね。

もう一度ウドゥーで説明した大きな汚れの状態をまとめてみますと、

  • 精液がもれる
  • 性交する
  • 生理がある
  • 出産する

となります。

こういった大きな汚れがあった場合、それらを清めるために入浴をする必要があります。

その入浴のことを「グスル」と言います。

グスルのやり方

さて、グスルのやり方です。

ウドゥーの時と同様、心の中でアッラー(神)に対して

ヒジャブ女子画像

グスルをします

と意志表示をします。

そして、以下の手順でグスルを行います。

  1. 両手を洗う
  2. 陰部など、汚れた部分を洗う
  3. ウドゥーを一通り行なう。
  4. 水を(あるいはお湯を)頭から二回かける。
  5. 水を右肩に三回かける。
  6. 水を左肩に三回かける。
  7. 口と鼻の穴をすすぐ
  8. 髪の毛のつけ根から足の指の間まで全身を洗う

これでグスルは終わりです。

イスラム教では川などの大量の水の場合を除いて、一度触れた水は「汚水」と見なされてしまいます。

なので、人が一度入ったお風呂の水でウドゥーやグスルは出来ないので、人がまだ使っていない風呂おけの水をすくってかけるのが良いとされています。

お風呂に入る習慣のある方は、お風呂の後にシャワーを使ってもう一度全身を洗いグスルをすれば良いでしょう。

また、グスルはウドゥーも含まれているので、グスルを行えばウドゥーをやり直す必要はありません。

さて、ウドゥーやグスルの後にはサラート(礼拝)を行います。

サラートのやり方についても詳しく知りたい方は、

イスラムの『サラート』のやり方【礼拝方法のイラスト付き】

こちらの記事をお読み下さい。


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