世界最古のBL?ギルガメッシュとエンキドゥが実はBLな件

世界最古のBL?ギルガメッシュとエンキドゥが実はBLな件

ギルガメッシュはゲームfateシリーズの人気キャラクターですが、古代メソポタミアの文学作品であるギルガメシュ叙事詩も凄かった…。

ギルガメシュ叙事詩はウルクという街の王であるギルガメシュと親友であるエンキドゥを巡る物語です。

まずは二人の出会いと死別を分かりやすく書いた記事がありますので、こちらをご覧ください。

鈴木園子画像

このストーリーだけでも腐女子歴十年以上の私としては血がたぎります。

そしてこの二人の関係性について、私なりの考察をしていきたいと思います。

エンキドゥの存在理由がギルガメシュのため

エンキドゥは人間から生まれたわけではありません。

神によって粘土から(!)造られました。

なぜ造られたのか?

それは暴君ギルガメシュと同等の力を持つ者を造って、彼を戒めるという神々の思惑があったのです。

鈴木園子画像

つまり!

エンキドゥはギルガメシュがいなければ、そもそも誕生しなかったのです。

生まれた時から二人は出会うことが定められていた。

鈴木園子画像

そう、つまりは運命なのです!

似てないようで似ている二人の共通点とは?

王であるギルガメシュと神によって粘土から造られたエンキドゥ。

最初、エンキドゥは森に置かれていたため人間の言葉も話すことができませんでした。

身分も環境も全く違う二人の共通点とは一体なんなのでしょうか?

それは二人ともお互いに出会う以前は人間性に欠けていたということです。

ギルガメシュは当初暴君として知られており、国民から恐れられていました。

そしてエンキドゥも森の中で獣達と一緒に暮らしていたため、ウルクの狩人達から恐れられていました。

二人とも誰からも好かれるような性格ではなかったのです。

しかし、二人が出会い、お互いに冒険をしていくことにより、英雄として国民から称えられ、お互い(他人)を大事にするという人間らしさが生まれます。

ギルガメシュ叙事詩は友情を通して人間として成長していく姿が描かれていて、そこがとっても感動的なのです。

エンキドゥが神々の判断によって死ぬことが確定して、精神的に不安定になり人々を呪いだすシーンがあるのですが、その時にギルガメシュの守護神であるシュマシュがエンキドゥに

シャマシュ画像

ギルガメシュという親友を得られたじゃないか

と諭すシーンがあるのですが、凄いシーンだと思います。

ギルガメシュに出会い、親友となれたことで、エンキドゥの生に意味が出来たのです。

ギルガメシュとエンキドゥの冒険物語

ギルガメシュとエンキドゥの出会いは二人の対決から始まりますが、そこでお互いの力を認め合った二人はもっと巨大な敵に立ち向かっていきます。

鈴木園子画像

こういうストーリーはジャンプとかの少年漫画によく見られませんか?

最初は敵だったけれど、いつのまにか良き仲間であり、良きライバル関係になっている二人。

ギルガメシュとエンキドゥがライバル関係にあったかは微妙ですが、少なくとも二人は良き親友として同じ課題に立ち向かっていくことになります。

鈴木園子画像

いや、ほんとギルガメシュ叙事詩を漫画にしてジャンプとかで読みたかった…。

冒険物語はいつの時代にも万人受けする物語の一つなのですね。

エンキドゥの死によるギルガメシュへの影響

ギルガメシュ叙事詩において最大の山場かつ、最大のテーマであるのが、死というものだと思います。

死に怯えるエンキドゥ、そしてそのエンキドゥの死を見たギルガメシュもまた死に怯えることになります。

このどんなに強い二人であっても死というものを恐れる姿はとても人間らしくて凄く共感が出来ました。

鈴木園子画像

誰かの死を悼むことが出来るようになったというのは暴君だったギルガメシュが本当に人間らしさを獲得したところだと思います。

エンキドゥの死後、ギルガメシュは不死を手に入れるために旅に出るのですが、結局は不死を手に入れることは出来ずに返ってくることになります。

その旅の途中で「人間はいずれ死ぬものだから生を楽しみなさい」と声をかけられているのも名言だなぁと思います。

しかし、一国の王様が旅に出てしまう程の衝撃が親友エンキドゥの死にあったのだということだけは真実なのでしょう。

ギルガメシュ叙事詩についてのストーリーはこちらの記事を見ていただけたらと思います。

ギルガメシュとエンキドゥはBLなのか?

そもそも古代メソポタミアの概念の中に同性愛というかBLが存在していたのかは分かりませんが、少なくとも私はこのお話に悶えるポイントがたくさんありました。

というか、ぶっちゃけBLかどうか、というものを超えてギルガメシュとエンキドゥの関係はまさに『運命』なのです!


参考:ギルガメシュギルガメシュ叙事詩エンキドゥ