『ティタノマキア』と『ギガントマキア』の戦いの違いって?

『ティタノマキア』と『ギガントマキア』の戦いの違いって?

ギリシャ神話における壮大な戦い、ティーターノマキアー(ティタントマキア)とギガントマキアー(ギガントマキア)。

どちらもゼウスを中心としたオリュンポスの神々が活躍した戦いとなっています。

この二つの戦いの特徴と、似ているところと異なっているところの比較を行っていきたいと思います!

ティーターノマキアーとは

ティーターノマキアーとはゼウスを中心とするオリュンポスの神々VSゼウスの父であるクロノスが率いる巨人族であるティターン族との戦いでした。

ティーターノマキアーがどのような戦いでなぜ起こったのかについてはこちらの記事で詳しく書いていますので、どうぞこちらをご覧ください。

ギリシャ神話で絶対神として知られているゼウスですが、実は最初から最高権力者だったわけではないのです。

ギリシャ神話の権力者の推移は

ウーラノス(ゼウスの祖父)→クロノス(ゼウスの父)→ゼウス

へとわたっています。

つまり、ゼウスは三代目の絶対神なのです。

ティーターノマキアーはゼウスが絶対神になるべく、クロノスを倒さなくてはならない本当に大切な戦いだったのです。

ティーターノマキアーにて無事に勝利したゼウスは父であるクロノスを含めたティターン族を宇宙の深淵であるタルタロス(冥界ハーデースよりも深いとろこにある奈落の神)に封印したのです。

ギガントマキアーとは

ギガントマキアーはティーターノマキアーの後に起こった戦いです。

ティーターノマキアーの敗戦によってタルタロスに幽閉されてしまったティターン族を不憫に思ったガイア(大地の神でゼウスの祖母です)による反撃、それがギガントマキアーなのです。

ガイアにとってクロノスは我が子であり、自分の夫(ウーラノスですね)を倒す時に一緒に戦ってくれた、可愛い可愛い末っ子なのです。

クロノスとウーラノスの戦いはこちらの記事にてご紹介しています。

これを読むと確かにガイアにとってクロノスは特別だろうということは理解できるように思います。

可愛い我が子を幽閉されて怒ったガイアはギガース(ギガントス)という巨人族を引き連れてオリュンポスの神々と戦いました。

ギガースは神々に対しては不死という特徴を持っていて、オリュンポスの神々もかなり苦戦を強いられたようですが、ゼウスがへーラクレースを呼んでなんとか勝つことが出来ました。

へーラクレースはゼウス(神)とアルクメーネー(人間)との間に出来た子どもであり、神ではないのでギガースを殺すことが出来たのですね。

こうしてゼウスはギガントマキアーをも制することが出来ました。

ギガントマキアーについての詳細な戦いについてはこちらの記事をお読みください。

二つの戦いの共通点と相違点

ティーターノマキアーとギガントマキアーの似ているところと異なっているところは何でしょうか。

共通点

二つの戦いは共にオリュンポスの神々と巨人族の戦いであるというところです。

巨人族はその名の通り巨大で凄まじいパワーがあります。

ティターン族は英語ではタイタンと呼ばれ、あの超巨大な豪華客船『タイタニック号』の由来になっています。

ギガース族も山を軽々と持ち上げ、投げれるほどのパワーがあったと言います。

オリュンポスの神々と言えどもそう簡単に勝てなかったのが二つの戦いの共通点と言えるでしょう。

相違点

では、異なるところは一体何でしょうか。

もちろん敵のボスが違うというのはあります。

ティーターノマキアーの時はクロノスが最大のボスでしたし、ギガントマキアーの時はガイアです。

しかしながら、一番の相違点は戦いの時のゼウスの立ち位置です。

ティーターノマキアーの時はゼウスは当時の絶対神だったクロノスに戦いを挑んでいく挑戦者であり、いわばチャレンジャーです。

しかしながら、ギガントマキアーの時のゼウスはもうすでに絶対神としての地位を確立していました。

つまり、ゼウスにとっては自らの地位を守る防衛戦なのです。

王位を奪還するためのチャレンジャーとしての戦いから、自らの地位を奪われないように守る王としての戦い、これこそが最も異なるところではないでしょうか。


参考:ティーターノマキアーギガントマキアー