ギリシャ神話のアポローンの息子アスクレピーオスとは?

ギリシャ神話のアポローンの息子アスクレピーオスとは?

ギリシャ神話のオリュンポス十二神の一人、アポローン(アポロン)。

アポローンもギリシャ神話の他の神と同様に様々な恋愛をしてきました。

あまり幸せそうな恋愛が多いわけではなかったのが、若干ドンマイなところですが…。

そんなアポローンの恋愛話については別記事に書かせていただいていますので、よろしければそちらをご覧ください。

ここでは、そんなアポローンの息子であるアスクレピーオスについてご紹介していきます!

アポローン、浮気を疑う

アスクレピーオスはアポローンとコローニスという人間の娘との間にできた子どもでした。

彼の誕生は壮絶なものでした。

というのもアポローンはコローニスとの連絡係に羽が純白な一羽のカラスを使いとしておいていたのですが、ある時、そのカラスがこんなことを言い出したのです。

カラス画像

アポローン、コローニスが浮気をしているよ!

アポロン画像

なんだって!

怒ったアポローンはそのままコローニスを矢で殺してしまいました。

しかし、後にカラスが嘘をついていたことが分かりました。

なぜこのカラスが嘘をついていたのか。

この理由は二つの説があります。

一つは、カラスが道草を食っていて報告が遅れたために言い訳としてコローニスが浮気をしている言ってしまったという説です。

もう一つは、カラスがうっかり者で単純に早とちりをしたという説です。

まぁ、どちらの理由にしてもコローニスが浮気をしていなかったことには変わりがありません。

このことに対して、アポロンは大激怒です。

アポロン画像

お前!よくも騙してくれたな!もう二度と話せなくしてやる。そして、お前の羽も漆黒に変えてやるからな

こうしてカラスの羽は真っ黒に変えられてしまったのです。

アスクレピーオス、生まれる

誤ってコローニスを射ち殺してしまったアポローンですが、こう考えました。

アポロン画像

コローニスは死んでしまったけれど、お腹の赤ちゃんは助かるかもしれない。よしっ、賢者のケイローンに助けてもらおう

こうして賢者ケイローンによって助けられた胎児がアスクレーピオスなのです。

アスクレーピオスはケイローンによって育てられたのでした。

医学の才能が開花するアスクレピーオス

成長したアスクレピーオスは医学の方面でその才能が爆発しました。

アスクレピーオスは師であるケイローンすら凌ぐと言われたほどで、成人したアスクレーピオスは後に死者まで生き返らせることが出来るようになりました。

それに困ったのが冥界の神、ハーデースです。

ハデス画像

いやいや、困るんだよね。何勝手に死者を生き返らせちゃってるの。世界の秩序っていうかさ、ルールがあるでしょ。ちょっとゼウス。お前からもちゃんと言ってくれよ

ハーデースから強く抗議されたゼウスは頷くしかありませんでした。

ゼウス画像

たしかにハーデースの言う通りだな…。よし、申し訳ないが、アスクレーピオスには死んでもらおう

こうしてゼウスの雷によってアスクレーピオスは死んでしまいました。

しかし、彼の功績は讃えられ、死後へびつかい座として星になり、神の一員に加わったとされています。

アスクレーピオスは古代ギリシャ哲学で有名なソクラテスが最期死ぬ瞬間の言葉にも登場する医学で有名な神様です。

興味のある方はよろしければ、こちらの記事も読んでみて下さい。

ブチ切れるアポローン

こうしてアスクレピーオスはゼウスによって殺されてしまうのですが、それで収まらなかったのがアスクレピーオスの父親であったアポローンです。

アポロン画像

ふざけんじゃねーよ!!

しかし、さすがのアポローンも絶対神であるゼウスに直接の非難はできません。

なので、ゼウスの雷を作っていたとされる巨人族で一つ目のキュクロープスを皆殺しにしたと言われています。

ゼウス画像

アポローン、お前やりすぎだぞ

結局、アポローンはゼウスに罰せられて、テッサリアという地域で羊飼いとして家畜の世話をさせられたということです。


参考:アポローン